NTTドコモ関西は12月4日、同社販売代理店パナソニック・テレコムの元従業員が業務中に顧客情報を不正に検索し、社外に漏えいしたことを発表した。
流出したのは、パナソニック・テレコムが運営するドコモショップ草津駅前店の顧客情報。2006年8月29日に顧客1名が自らの個人情報が漏えいしている可能性を指摘した。これを受けて調査したところ、3日前に同店の元従業員が顧客情報管理システムを不正に検索したことが明らかになった。情報漏えいが判明したのは、指摘した顧客1名の契約者氏名、住所、生年月日情報。
この事件が発覚したことによって、NTTドコモ関西は捜査機関へ相談。12月3日には、東京地方検察庁から不起訴(起訴猶予)処分とする旨の通知を受領した。
今後、NTTドコモ関西では情報漏えいを確認した顧客を含め、情報漏えいの可能性がある339名の顧客に連絡とお詫びをする予定。これまで、業務上必要のない顧客情報検索の禁止、システムセキュリティ強化などに取り組んできたが、さらなる対策の強化を実施して信頼回復に努めるとしている。
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