パナソニック モバイルコミュニケーションズは11月5日、同社が手掛ける携帯電話に関する商品説明と体験イベントを都内で開催した。
NTTドコモから11月26日以降に登場予定の「P905i」は、薄型テレビとして大きなシェアを誇る「VIERA」を冠する初のケータイとなる予定だ。
同社では、ドコモのワンセグ1号機として、2006年2月にP901iTVを発売。2007年2月にはP903iTVを発売するなど、ワンセグには積極的に取り組んできた。「これまで、多くのお客様からVIERAケータイは出ないのかと言われてきた」と、パナソニック モバイルコミュニケーションズの代表取締役社長である脇 治氏は語る。そこで、VIERAケータイと呼ぶための基準を独自でつくり、「人に見やすく、使いやすく」を設計思想として(1)VIERAの高画質技術(2)ワンセグ視聴に最適なスタイル、(3)VIERAとの連携、の3つを条件としたと明かした。なお、VIERAケータイ呼ばれるのは、P905iとP905iTV(2008年2月〜3月発売予定)で、薄型のP705iは含まれない。
VIERAケータイは、VIERAの高画質技術をベースに、屋外で使用するケータイの特性に合わせた「モバイルPEAKSプロセッサー」を搭載しており、画面のなめらかさやメリハリ、鮮やかさなどを特徴とする。また、VIERAとの連携機能も強化されている。P905iは510万画素のカメラを搭載しているため、大画面テレビでも十分な画質で画像を閲覧できる。携帯電話で撮った画像をmicro SDカードに保存し、自宅のVIERAのカードスロットに差し込んスライドショーで楽しめるほか、P905iとVIERAをケーブルで接続することで、ケータイをコントローラとして使い、リッジレーサーズモバイルなどのゲームを大画面でゲームを楽しむこともできる。
P905iは、HIGH SPEED、GSM、フルブラウザ、大画面、ワンセグといった「全部入り」機能をベースに、これらのパナソニック独自のエッセンスを加えることで、「このP905iでNo1を目指す。これでトップシェアを奪回する」と代表取締役副社長の星 敏典氏は意気込む。
VIERA以外にも、Bluetooth対応のデジタルオーディオプレイヤー「D-snap」で電話を受けたり、カーナビ「strada」でワンセグを再生したり、D-dockと連携して音楽を聴いたりと、同社ならではの強みを活かした連携機能も特徴のひとつ。会場では、実際に記者らが体験できるデモコーナーを設け、新機能をアピールした。
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