Googleは、オープンソース技術をベースとした携帯電話向けソフトウェアスイートを発表する準備を整えた。ワイヤレス業界における世界中の最大手企業らがこれを支援している。
同社は米国時間11月5日、このプロジェクトを発表する記者会見を開く予定である。Googleの計画に詳しい情報筋によると、携帯電話上で稼働するモバイルプラットフォーム(開発コード名「Android」)にLinuxソフトウェアを搭載することになるという。「a complete mobile-phone software stack(完全な携帯電話ソフトウェアスタック)」と呼ばれるソフトウェア開発キットの開発が進行中で、比較的近い将来にリリースされるという。このスタックにどのようなソフトウェアが含まれるのかはあまり明らかでないが、携帯電話の動作に必要となるものすべてが含まれるという。
他の情報筋によると、日本のワイヤレス事業者であるKDDIとNTTドコモが、Open Handset Allianceと呼ばれる予定の同プロジェクトに大きく関与しているという。他にもQualcomm、Broadcom、HTC、Intel、サムスン電子、Motorola、Sprint、Texas Instrumentsなど、30社以上ものモバイルコンピューティング業界の著名な企業が名を連ねている。
ただし、近い将来にGoogle電話、または「Gphone」が店頭に並ぶということはないだろう。また、様々な企業が参加するこのような大規模なプロジェクトでは、計画や一部の詳細が週末のうちに変更される可能性がある。最終版がいつリリースされるのかは明らかではない。Googleは、Gphoneに関するコメントを避け続けており、5日のイベントについても認めていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」