AppleではiPhoneで開発者を取り込む準備が進んでいるのだろうか?
米国時間10月16日朝のある報道によると、その答えはイエスだという。BusinessWeekは、「AppleはiPhone用のソフトウェア開発キット(SDK)を2008年初めに正式にリリースする予定だ」と述べる情報筋の話を引用している。こうした情報筋はまた、2008年1月15日に開催される予定の年次のMacworld ExpoにおいてSteve Jobs氏が基調講演で正式発表するだろうと述べている。Appleは次期Mac OS Xである「Leopard」が発売されるまでSDKのリリースを待っている可能性もある。同社は16日、Leopardの発売日を10月26日と発表している。
この報道では、そのほかの具体的な詳細は明らかにされていない。しかし、Apple製の開発キットは、開発者コミュニティーに受け入れられそうである。こうしたコミュニティーは現在、Appleの支援を受けずにiPhone向けアプリケーションをすでに多数開発している。
これにより、Appleとユーザーの間で張り詰めていた緊張関係もある程度緩和される可能性がある。Appleは、iPhoneのソフトウェアアップデートを9月にリリースし、不正にロック解除されたiPhoneにこれを適用すると、同デバイスが使用不能になったり、不正なアプリケーションをすべて削除されたりしたため、開発者とiPhoneユーザーの両者から怒りを買った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス