アッカ・ネットワークスは10月3日、日本通信およびフリューと共同で、プリントシール機とデータセンターを固定通信「FURYUネットサービス」で接続する、統合的なネットワーク環境を構築したことを発表した。
標準で通信機能を搭載したフリューのプリントシール機は、撮影した写真を携帯電話に送信できるのが特徴。利用者はフリューのモバイルサイトにアクセスして、データセンターから画像データを受け取ることができる。
フリューのプリントシール機は、日本通信が提供する機器組み込み型の無線データ通信「通信電池」が内蔵されている。これまではPHS通信しかできず、地下街などでは通信が難しかった。今回、アッカのADSL閉域ネットワークサービスと組み合わせることで、プリントシール機を同一端末とする、無線通信と固定通信それぞれの長所を生かしたネットワークを構築。通信障害時の冗長化にも対応するとともに、帯域を広げたことで迅速なデータ送信が可能になり、繁忙期に発生していた遅延を解消した。また、地下街などでも設置可能となった。
無線通信と固定通信の統合化は、日本通信のデータセンターで行う。これにより、フリューデータセンターは、無線通信と固定通信を意識せずに、全体を一つのネットワークとして扱える。
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