Appleは米国時間9月24日午後、ロックの解除されたiPhoneに次期ソフトウェアアップデートを適用すると端末が使えなくなる可能性があることを、声明で警告した。
どれくらいの数の人がiPhoneのロックを解除して、AT&T以外のネットワークでもサービスを利用できるようにしているのかは、定かでない。しかし、ロック解除の問題は、AT&Tのネットワークを利用したくないアーリーアダプターの間では大きな関心を集めていた。こうした人々の多くは、Appleが将来、ソフトウェアアップデートでiPhoneを再びロックする可能性があるという認識をもっていた。端末が使えなくなると考える人は少なかったに違いない。
Appleは株式市場の取引終了後に発表した声明で、「不正なロック解除プログラムがインターネットにたくさん出回っており、これらがiPhoneのソフトウェアに修復不可能なダメージを与える可能性があることが、分かっている。ロックの解除されたiPhoneは、Appleが将来提供するiPhone用アップデートを適用すると永久に利用できなくなる可能性がある」と述べている。「iPhoneにロック解除プログラムをインストールしないよう、ユーザーに強く求めたい。iPhoneソフトウェアを不正に修正することは、iPhoneのソフトウェアライセンス契約に違反する行為であり、保証の対象外になる」
iPhoneの初期ユーザーたちは、物議をかもした値下げに加え、iPhoneそのものが利用できなくなるという危機に直面している。次のアップデートは週内に公開され、これを適用すると、iPhoneからWi-Fi Music Storeにアクセスできるようになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」