Hewlett-Packard(HP)は新型のスマートフォン「HP iPaq 610 Business Navigator」と「HP iPaq 910 Business Manager」を発表した。2機種とも期待を裏切るものではない。
iPaq 610はHSDPAをサポートしたクアッドバンドの携帯電話で、「Google Maps」を統合したアシストGPS(AGPS)に対応している。同機種は「Windows Mobile 6(Professional Edition)」をベースとしており、Bluetooth 2.0、Wi-Fi(セキュリティ機能のWPA2に対応した802.11b/g)、256MバイトのフラッシュROM、128MバイトのSDRAM、それに3Mピクセルのカメラを搭載している。前機種「HP iPaq 510 Voice Messenger」と同様、iPaq 610も音声操作にフォーカスしたスマートフォンで、iPaq 510と同じ高度な音声コマンドシステムを内蔵している。iPaq 610は、iPaq 510の2インチスクリーンより大きな2.8インチのスクリーンを搭載し、タッチスクリーンを利用できる。他のデザイン改善点としては、英数字キーパッドの真ん中に「Smart Touch」ホイールを配置し、これを利用してさまざまなメニュー経由でスクロールが可能だ。iPaq 600シリーズは9月末に出荷開始の予定で、予想価格はロック解除版で約600ドル。
iPaq 910はメールをよく利用するユーザー向けの1台だ。「HP iPaq hw6900」の後継機となり、QWERTYキーボードと2.46インチのタッチスクリーンを搭載、プッシュ型電子メール機能を特徴とする。HSDPA、AGPS、Bluetooth 2.0、Wi-Fi、3Mピクセルカメラの搭載など、iPaq 610と同様の機能を搭載している。iPaq 910の出荷開始は11月末〜12月初めとなる予定だが、価格情報は公開していない。HPでは、携帯電話事業に関連した発表も行っていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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