Appleの「iPhone」に関してわれわれに届いている不満の多くは、端末そのものに対してではない。AT&Tでしか利用できないという点だ。携帯電話の世界では、端末のロック(とその解除)は新しいことではないが、iPhoneはこれに関する騒ぎが特別に大きいケースといえる。
だからこそ、iPhoneのロックを解除して、AT&Tの拘束から開放する方法を誰かが見つけ出すことは必然的な運命だったといえる。できそうだという見込み情報はたくさんあったが、そのほとんどが実現されなかった。だが、今度こそ本当に実行可能なソリューションが現実に登場したようだ。iPhoneSIMfreeというグループが解決策を見つけたと主張し、技術ニュースブログサイトのEngadgetがこれを本当だと確認したのだ。EngadgetはiPhoneのロックを解除し、T-Mobileを利用した通話に成功した。さらには、AT&Tの無線網に依存するバーチャルボイスメール以外の全ての機能をT-Mobile経由で利用できたという。プロセスは迅速で造作のないもので、はんだ付けを利用するニュージャージーのティーンエイジャーが提案している労働力を要する方法ほど複雑ではない。
ここまで読んだ読者が興奮しすぎないように触れておくと、このiPhoneSIMfreeは来週までこのソリューション(に必要なソフトウェア)のライセンスを提供しない。ウェブサイトによると、500以上のライセンスに関してのみ購入問い合わせの受け付けを検討するという。さらに重要なこととして、現時点では価格情報はまったく分からない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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