23日、ポータルサイト大手の楽天と、企業向け検索テクノロジーおよびソリューション開発の「ファストサーチ&トランスファASA(FAST)」は、国内市場向けにモバイル検索サービス、およびそれに関連する広告サービスを提供する新会社を合弁で設立することを発表した。両社は、モバイル検索サービスを独自に開発、提供することで、同マーケットにおける競争優位性を早期に確立することを目指すとしている。
新会社は、社名を「楽天・ファスト・モバイルサーチ株式会社」とし、両社が折半出資にて9月中旬に設立を行う予定。同社は、2007年中に楽天のモバイルサイトへ同社が開発するモバイル検索サービスの提供を開始するとともに、今後大幅な成長が見込まれるモバイルリスティング広告サービスの開発にも着手するとしている。また、その後、外部企業にも積極的にOEM提供を行う予定であるという。
さらに、同社内にモバイルテクノロジーセンター(仮称)を設置し、開発した技術・ノウハウのさらなる向上を図り、それらを海外展開することにより、モバイル検索サービスにおけるグローバルな競争優位性の確立を目指すとしている。
楽天は以前からFASTの検索技術を楽天市場等で利用しており、その技術力を評価していた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」