IMJモバイルは8月2日、ユーティルと共同で行った「携帯電話のサイト検索に関する利用実態調査」の結果を発表した。
調査は2007年5月24日から25日にかけて、15歳以上のBIGLOBE調査モニタを対象にインターネットリサーチで行われた。有効回答数は1217件。
モバイルサイトを閲覧するきっかけとして最も多いのは「(各キャリアの)メニューリストから」(40%)であり、2位が「パソコンから」(36%)。「、モバイルの検索サイトから」は3位で全体の30%となった。また、2006年末の同様の調査結果と比較した場合、メニューリスト利用が-2.6%、メールマガジンからが-3.4%、友人などからの口コミが-3.6%となっているのに対して、パソコンからが1.2%、テレビやラジオからが0.7%、検索サイトからが0.5%と増加した。 また、すでに閲覧する目当てのサイトがある場合の到達手段としては、メニューリスト利用派が51.2%、検索サイト利用派が18.9%となっている。18.9%という数字は、前回調査と比較した場合11%の増加となる。1週間以内に公式メニューの検索機能を含めてモバイル向けの検索サイトを利用した人は38.8%、1カ月以内の利用者は59.9%と回答。検索サイトの利用が拡大していることが伺える結果となった。
回答者を高校生のみに絞り込んだ場合、閲覧のきっかけにモバイル向けの検索サイトを利用する割合は45.5%。目的サイトへの到達手段としても検索サイト利用派が43.2%と多く、前回調査からの伸びも10.7%と顕著だ。全体の結果に対して、若年層ではより検索サイトの利用が進んでいると見ることができる。
モバイル向けの検索サイトの認知率は「Yahoo!モバイル」が76.9%、「Googleモバイル」が49.8%で、これは前回調査時から横ばいだが、最も利用頻度の高い携帯検索サイトとしては「Yahoo!モバイル」が3.3%減少し、「Googleモバイル」が2.1%上昇している。利用方法としても公式メニューから検索サイトにたどり着くという方法よりも、検索サイトをブックマークまたは画面メモに登録して利用しているというユーザーが41.7%存在し、モバイルサイトへの到達方法がよりパソコンサイトへの到達方法に近づいていることが伺える。
IMJモバイルは、こうした調査結果から、モバイルサイトにおいてもSEOやSEMといった検索エンジン対策がさらに重要になるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」