モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は7月24日、2006年1月〜12月のモバ イルコンテンツ関連市場規模に関する調査結果を発表した。
2006年のモバイルコンテンツ関連市場の合計は対前年比129%の9285億円で前年 に引き続き堅調な伸びを示した。特にモバイルコマース市場はモバイル通販の「物販 系」、旅行チケットなどの「サービス系」、証券取引手数料などの「トランザクショ ン系」の3分野すべてで増加し、対前年比138%の5624億円となっている。中でも物販 系はカタログ事業者および一般企業が販売チャネルとして本格的に導入したため、前 年比168%と大きく成長した。
また、モバイルコンテンツ市場は対前年比116%の3661億円と引き続き増加傾向 にあるものの、これまで大きな割合を占めた「着メロ系市場」が対前年比80%の843億円と大きく落ち込んだ。一方、「着うたフル市場」は対前年比239%の237億円、 「着うた市場」は対前年比113%の522億円と躍進、音楽コンテンツ分野が着メロ系か ら着うた系にシフトしていることがうかがえる。
そのほか、「装飾メール市場」は55億円、「電子書籍市場」は69億円と大きく 成長している。
今後の成長について、モバイルコンテンツ分野はモバイル動画などの新しい利 用シーンを開拓できるか、モバイルコマース市場はウェブマーケティングの重要性が高 まっていくとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」