JPMorgan Chaseは米国時間7月9日に報告書を発表し、「iPhone nano」の登場を予想した。だが、今度はこの予想を考え直したようだ。
Unofficial Apple Weblogが指摘したところによると、米ニューヨークのJPMorganのアナリスト3人が10日にリサーチノートを発表し、台湾の同社アナリストであるKevin Chang氏が9日に発表した予想に対し懐疑的な見解を示しているという。Chang氏は、Appleは「iPod nano」をベースにした小型の廉価版iPhoneを2007年後半に発表すると述べていた。だが、Bill Shope氏、Elizabeth Borbolla氏、Vlad Rom氏の3氏は、Chang氏の予想に否定的だ。
「Appleがローエンドの販売奨励金付き携帯電話を提供するようなことが近い将来に実現するとは思えないと警告する」とニューヨークベースの3人は記している。Chang氏は、AppleはiPhone nanoを約300ドルで販売する可能性があると書いており、このレポートを受けてAppleの株価は7月10日、市場全体が下げる中で2.06ドル上昇した。
ユーザーが新しいユーザーインターフェイスに慣れ始めたところで、使い勝手の悪いiPhoneバージョンをAppleが発表するとは考えにくかった。しかし、今思えば、Chang氏のレポートにもっと懐疑的になってもよかったのかもしれない。最新のJPMorganのレポートでは、「Appleが最初のローエンド版iPod(「iPod mini」)をリリースしたのは2年が経過した後のことだった」と書いている。ニューヨークベースの3人は、第2弾として可能性が高いのは3GバージョンのiPhoneと見ているようだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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