「Android」搭載デバイスを最も多く売っているのはサムスンかもしれないが、メーカーは他にも多数ある。現在、Android端末は世界中で10億台使われており、1300のブランドがこれを支えている。
携帯電話の信号強度を測定するアプリを開発するOpenSignalが、Androidの「断片化」に関する4回目の年次レポートを公開した。このレポートによると現在使われているAndroidデバイスは2万4093種類で、1294のブランドがこれを製造している。
状況は2012年から大きく変化している。2015年の調査に出ているブランドのうち1000件は3年前には存在しなかった。現在、Androidデバイスのメーカーは規模の大小を問わず増加しており、これらのメーカーがサムスンの支配を徐々に崩し、市場でAppleに握られていない部分から得られるわずかな分け前を追い求めている。
OpenSignalによると、2012年には47%あったAndroid市場におけるサムスンのシェアが2015年は37.8%に減少している。また、2013年に1万1868種類だったAndroidデバイスが2015年は2万4093種類と、2年で2倍以上に増加している。
2015年は、比較的よく知られたLGE、Lenovo、ソニー、HTCなどのOEMと並んで、Xiaomi(シャオミ)、OPPO、OnePlus、ZTEなどのブランドが目立っている。
新しいOEMの数が過去3年で7倍に増えた一方で、OpenSignalのデータからは、その増加スピードが鈍っていることも分かる。2012年には約400のブランドが新しく登場したのに対し、2015年は100以下だ。この間、ソニー、サムスン、LG、HTCのスマートフォン部門は黒字化に苦しんでいる。
Googleの最新の数字によると、Android OSで最も広く使われているのは、開発コード名で言うと「KitKat」(4.4)と「Jelly Bean」(4.1−4.3)で、「Lollipop」(5.0)がこれに続いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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