UEI、手書きの操作性にこだわった独自OS搭載タブレット「enchantMOON」--3万9800円で

 ユビキタスエンターテインメント(UEI)は4月19日、手書きメモに特化した独自OS搭載コンピュータ「enchantMOON(エンチャントムーン)」の予約販売を4月23日に開始すると発表した。価格は3万9800円(代金引換のみで送料・手数料別)。

「enchantMOON」
「enchantMOON」

 enchantMOONは、Android 4.0をベースとして開発した独自のOS「MOONPhase」により、紙のノートに書くのと近い操作性を特長とする。

 ユーザーの手書き文字は自動的に文字認識され、指で囲むことでさまざまな操作が可能になるという。たとえば、指で任意の部分を囲み、境界の内側に「カメラ」または「camera」と書くとカメラが起動し、そのまま撮影できる。

 さらに、撮影した写真は「シール」として使用できる。ネット上からさまざまなシールアプリをダウンロードして、機能を追加できる。当初はEvernoteやFacebook、Twitterなどと連携するシールを提供予定という。また、開発者は自由にJavaScript言語を用いてシールアプリを開発し、本製品に独自の機能を追加することが可能だとしている。

 enchantMOONのスペックは、8インチXGA(1024×768)フルカラーディスプレイを搭載。入力は静電容量タッチパネルとアクティブ式デジタイザーペンで行える。CPUはAllWinner A10 1.2GHz、ストレージは16Gバイトだ。

 今回の発売に先駆けて、UEIでは1月にラスベガスで開催されたConsumer Electronics Show(CES)でenchantMOONを披露。独自のユーザーインターフェースと設計思想は、これまでにないタブレットだとして注目を集めた。

 紙の手書きノートと同等の操作性に加え、高度な情報処理を手軽に実現することを目的とした新設計のコンピュータで、これまでコンピュータに置き換えられていなかった紙によるペーパーワークを電子化することを目指す。また、プログラミング言語「MOONBlock(ムーンブロック)」を内蔵し、プログラミング教育やコンピュータの新たな活用法の模索等、幅広い用途に応用できるとしている。

 予約は4月23日の正午からウェブサイトにて受付を開始する。また、同日五反田のゲンロンカフェにて、19時~23時までタッチ&トライイベント「enchantMOON Night」を開催するとしている。

 予約受付後、5月下旬から順次出荷する。また、初回出荷の筐体にはシリアル番号をレーザー印刷するほか、専用ペンホルダー付き本牛革ストラップが付く。

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