KDDI、沖縄セルラーは9月26日、auのスマートフォン「IS series」の新ラインアップ6機種とauケータイ3機種、タブレット1機種、データ通信端末1機種を順次発売すると発表した。発売は、10月上旬以降を予定している。
これまでKDDIは“auらしさ=ワクワク感”をキーワードに展開してきた。これからは、「未来は、選べる」をキーワードに、より多くのスマートフォンやサービスを投入していく考えを示した。
KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏はこの1年間を振り返り、「自分に合ったものを選びたい」「もっと自分らしいスマートフォンが欲しい」「SNSやOfficeをちゃんと使いたい。新しいものをいち早く使いたい」といった要望に応えてきたとして、各端末を振り返った。
2010年秋冬モデルとしてワンセグやおサイフケータイ機能などを搭載した「IS03」を皮切りに、2011年夏モデルでグローバルの人気モデル「Xperia acro IS11S」や防水・防塵対応の「G'zOne IS11CA」「iida」ブランド初のスマートフォン「INFOBAR A01」など6つのスマートフォンを投入。さらには世界初となるWindows Phone 7.5を搭載した「Windows Phone IS12T(IS12T)」を発売した。今回も強化しているWiMAX搭載モデルの先駆けとして、au Wi-Fi SPOTとWiMAX、テザリングに対応した「htc EVO WiMAX ISW11HT」をリリースするなど、スマートフォンにシフトしたラインアップの強化に力を入れてきている。
2011年秋冬モデルは、フィーチャーフォンは法人向けを含めて3機種のみだ。田中氏によれば、顧客ニーズを調査をする中で「多数のお客様がスマートフォンにシフトしていると実感している。この後、どういうことになるか。おそらく数年経つとフィーチャーフォンは3割いくかいかないか。2割程度になるのではないか。スマートフォンを使い出すと元に戻れない。(スマートフォンユーザーに対し)きめ細かな対応がどこまでできるかが課題」と語った。
田中氏は、これまでの端末を振り返り「垂直統合モデルの中で、選択の余地はあまり示せていなかったのではないか。いまは提供側の論理を押しつけるのではなく、自らお客様が選べる時代に来ている。そのときに、われわれオペレーターは要望に本当に応えられているのか」とし、顧客の『欲しい未来』を『選べる自由』を叶えたいという思いから「未来は、選べる」というキャッチにしたと語った。
また、注目のiPhone 5の発売について、記者からは「今後、他社の独占販売の機種を取り扱っていくか」「希望として出したい気持ちはあるか」「未来は選べるということだが、iPhoneも選べるか」などさまざまな切り口で質問が行われたが、いずれも田中氏は核心には触れず、「すみません、ノーコメント」を貫き通した。
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