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デジタル製品

15時間の行列で手に入れたiPhone 3Gファーストインプレッション--ソフトバンクモバイル「iPhone 3G」

2008/07/13 05:27
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原宿で野宿を含む15時間の行列

  • 原宿の行列

 7月10日22時30分、僕はSoftBankショップ表参道店に向かった。しかし既に行列は原宿駅近くまで伸び、歩道橋を越えて、代々木第一体育館と岸体育館の間の交差点にまで伸びていた。結果的に行列は渋谷消防署のあたり、つまり渋谷駅まで歩いた方が近いほどの地点まで伸びた。

 こんな行列はドラクエかWindows 95の発売以来ではないだろうか。となると約13年ぶりの大イベントとなったわけだ。行列に沿って歩くことおよそ7分。目の前で800人の行列客全員と握手をした、ソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫正義氏がクルマに乗り込むところに遭遇した。

 長い夜だった。気温約26度、湿度も高めの梅雨の中休みは、さほど不快な空気ではなかったが、狭い歩道にびっちりと並べられた行列客には、早くも疲労の色が見え始める。

 7月11日午前2時30分頃、スタッフから契約に際しての諸注意やiPhone 3Gの真新しいカタログが配られた。これを予め熟読し、項目にチェックを付けておいて欲しいとのこと。都心といえども左は体育館と森、右は山手線の線路と合って、真っ暗で文字が読める状況ではなかった。これは明るくなってからにしよう。

 行列に衝撃が走ったのは7月11日午前3時20分頃。行列後方で「本日分の行列は打ち切られた」という情報が流れた。それ以降は翌日分の行列となったそうだ。人まんじゅう取材に詰めかけた報道陣との会話から、そのような情報も漏れ伝わってくるのである。およそ1200人とも言われる行列客は、自分が欲しいモデル(その段階で多くの人にとってはiPhone 3G 16Gバイトブラックであった)の在庫が足りるのか、不安な夜を過ごすことになった。

 2時間くらい寝ただろうか。午前5時前になると、スタッフの動きが活発になってくる。午前7時の販売開始に合わせて、列を詰め始めるというのだ。始めに陣取った位置から50mくらい進んだところで、また停滞することになった。

 ここからは時間は早く経過していった。日が昇り、明るくなって、いわゆるマジックアワーが過ぎて日が昇ってくる頃、午前7時となり、行列全体から小爆発のような拍手が起きる。いよいよ世界で2番目に早いiPhone 3Gの販売開始である。小さな拍手の後、また30mくらい列が動いた段階で、ここからはまったく動かなくなってきた。

 当然長丁場、トイレに行きたくなることもある。そこに配慮して、約50人が配置された臨時スタッフは「トイレチケット」なるものを持っていて、これに時間を記入してもらい、30分をメドに列を離れることができるようになっていた。また販売開始以降、こんどは紙パックのお茶が全員に振る舞われ、みんなで喉を潤す一コマも。

 7時30分頃になると、行列に沿って、iPhone 3Gを手に入れた先頭集団がiPhone 3GとSoftBankブランドの手提げ袋を持って渋谷駅に向かう人とすれ違うようになった。興味深く列のみんながその右手に注目する。と、僕の先輩ジャーナリストも渋谷駅に向かって戻ってきた。

 「行列の126番目で午前9時に入店し、早ければ10分ほどで手続きが終わる」との解説で、つまり1時間に60人というペースでiPhone 3Gを手にするユーザーが増えていく計算。ということは、結果的に僕は13時30分に入れたので、おおよそ500番目近辺であったということが分かる。

 神宮橋を渡り、歩道橋を使っていよいよ表参道のSoftBankショップ沿いの通りに入る。日光に照らされてだいぶ体力がそがれている状況であったが、ケヤキが茂る表参道に入ると、少し癒される。都市の中の自然の力を存分に感じることになった。

 さて13時30分。5人ずつ店内に誘導されるが、いよいよ僕の番になった。15時間も行列をしていると、見ず知らずの前後の他人ももはや戦友である。iPhone 3GについてSNSやニュースに流れてくる情報をシェアしながら、プチiPhone談義を繰り広げていた。

  • 白い手袋で宝石を取り出すようにiPhoneを箱から出してくれた

 入店すると、更に10分ほどの列があり、その行列の間に必要書類や手続きの確認などをスタッフが手早く行う。SoftBankショップ表参道店は通常1Fがショールーム、地下1F が事務手続きを行うフロアに分かれているが、今日は1Fにも臨時のブースが開設され、iPhone 3Gのアクティベートを行う店員が所狭しと並んでいた。

 そして僕が呼ばれた時にはすでに、ブラック16Gバイト版が売り切れており、ホワイト16Gバイト版を選ぶことにした。

 店員さんは非常に丁寧に箱のフィルムを切り、白い手袋で宝石を取り出すようにiPhoneを箱から出して、特別な黒いSIMカードを差し込んで、Dockコネクタを端末に次いでアクティベートする。妙に慎重な作業で20分もかかったが、なんだかその丁寧な店員さんの手つきに気遣いを感じ、またうれしさというか、満足度の高い機種変更となった。

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