904iでは、ケータイとしての基本スペックがさらに高められている。エンターテイメント方面で目立つのがiモーションのファイルの上限が10Mバイトまで引き上げられたこと。
D904iはFOMAハイスピード(HSDPA、下り3.6Mbps)の通信に対応していないので、対応端末に比べてダウンロードに時間がかかってしまうことが予想されるが、着うたフルだけでなく、iモーションによる1曲分のミュージッククリップ、ミニ番組などの映像コンテンツなど、今までPCの上で楽しんでいたり、PC経由で楽しんでいたコンテンツも、ケータイだけで楽しめるようになるサービスが登場することが予想される。外部メモリとして利用できるmicroSDは2Gバイトまで対応するので安心だ。
D904iはワンセグには対応していない一方で、FMラジオに対応する。ラジオを受信するだけでなく、FMトランスミッター機能でゲームや音楽再生などの音声をFMの電波で飛ばし、カーステレオや家のオーディオで受信することで、コードレスの外部スピーカーとして利用できる。ケータイで音楽を聴いていてクルマ移動が多いユーザーは重宝する機能になるだろう。
また音楽再生はWMA形式、AAC形式に対応し、バックグラウンドでの再生にも対応。うた・ホーダイ、ナップスターにも対応し、ミュージックケータイとしての基本的なスペックを押さえているが、WMA再生時で連続14時間という最大連続再生時間は、やや他の端末から見劣りするところだ。
その他、カメラはCMOSに変更された320万画素オートフォーカス付き、GPS搭載でナビへの対応、おサイフケータイ(トルカ対応)、WORLD WIND(3Gでの海外対応)、次に紹介していく直感ゲーム、2in1といった最新のスペックを押さえた対応は魅力的と言える。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」