ネットレイティングスは5月26日、ニールセン・オンラインが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の4月データをまとめ、発表した。
調査データによると、動画共有サービスの「ニコニコ生放送」と「Ustream」への訪問者が増加しているという。どちらのサイトも、政府の行政刷新会議による「事業仕分け第二弾」を生中継しており、これが4月の人気コンテンツとなった。
4月における流入元サイトについては、ニコニコ生放送の大部分がニコニコ動画からの流入だったのに対して、Ustreamは、Yahoo!ニュースからの流入がトップとなり、以降TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアが上位となっている。
また、年代別では、ニコニコ生放送は20歳未満と20代の合計が過半数を占めているのに対し、Ustreamは30代を中心に高い年齢層の割合が大きくなっている。
今回の調査では、ニコニコ生放送とUstreamのどちらも、事業仕分けの生中継コンテンツにより訪問者が増加していたが、流入元や訪問者の属性には大きな違いが見られた。ネットレイティングスでは、Ustreamの流入元上位にTwitterやFacebookなどが見られることから、利用者獲得にソーシャルメディアが重要な役割を果たしているとしている。
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