特定非営利活動法人 アフィリエイトマーケティング協会が実施した「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2009年」によると、アフィリエイトに対する不満では「収入が思うように伸びない」という声が最多になったという。
この調査は、主要アフィリエイトASPに会員登録しているアフィリエイト運営者(ASPパネル)、および同協会個人ウェブ会員と第9回アフィリエイト・カンファレンスへの調査期間参加者の合計(AMAパネル)を対象にウェブアンケートを実施したもので、今回で4回目となる。
ASPパネルとAMAパネルの属性を見ると、ASPパネルではアフィリエイト利用経験年数が1年未満が45%で最も多かったのに対し、AMAパネルは5年以上が30%と最も多く、1年未満の人は17%であった。月々のアフィリエイト収入は、1000円未満がASPパネルで56%、AMAパネルで26%いる。一方、10万円以下という人もASPパネルで6%、AMAパネルで25%いた。
アフィリエイトASPの認知度では、両パネルともに1位が「楽天アフィリエイト」、2位が「A8.net」、3位が「Amazonアソシエイト」となった。利用率では両パネルとも2位「楽天アフィリエイト」、3位「Amazonアソシエイト」であったが、1位はASPパネルが「A8.net」、AMAパネルが「リンクシェア」と大きく分かれた。
モバイルサイトでのアフィリエイト利用状況では、「利用している」という答えがASPパネルで18%、AMAパネルで40%となった。
アフィリエイトプログラムへの不満点では、両パネルともに「収入が思うように伸びない」が最も多かった。「コミッション金額(成果報酬額)が低い」とする回答も多い。また「自分のページへの訪問者が増えない」という、運営面での不満も上位に挙がった。
アフィリエイトASPの満足度では、ASPパネルでは1位が「A8.net」、2位が「楽天アフィリエイト」、3位が「Amazonアソシエイト」、4位が「リンクシェア」、5位が「バリューコマース」となった。一方、AMAパネルでは1位が「リンクシェア」、2位が「バリューコマース」、3位が「A8.net」、4位が「楽天アフィリエイト」、5位が「Amazonアソシエイト」と順位が異なっている。
A8.netを選んだ理由では「自己購入できる」「クリック報酬がある案件が多い」など報酬の得やすさや、「無料セミナー」など初心者向けの取り組みを評価する意見が多かった。一方、リンクシェアの場合は「有名企業が多い」「リンクシェアにしかないECサイトが多い」「アフィリエイトに積極的なECサイトが多い」など、ECサイトの質を評価する意見が多かった。
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