5月に入ってからGoogleの提供するサービスでより広範に翻訳機能の導入が進められている。今回は「Gmail」のLabsにこの機能が追加された。外国語のメッセージを受け取った場合でも、メッセージの上部に表示される新しいリンクをクリックすることで、Gmailで設定しているどの言語にでも翻訳することが可能になる。また、選択によっていかなる言語にも翻訳するよう設定することもできる。
実際の翻訳処理はわずか数秒で完了する。件名と本文が翻訳されるが、オリジナルの件名と本文は保持されている。翻訳リンクを再度クリックすることでオリジナルに戻すことができるようになっている。
また、いったんメッセージを翻訳しても、そのままずっと翻訳された状態が保存されるわけではない。つまり、メッセージを閲覧する度に文面を翻訳し直す必要がある。さらに、翻訳されたテキストは、Gmailの検索エンジンにインデックス化されないため、検索するにはオリジナル言語でのワードフレーズを覚えておく必要がある。外国語であまり多くの電子メールを受け取っていない場合は、こうしたことはあまり問題とはならないだろう。
GmailのそのほかのLabs機能と同様、この翻訳機能を使用するには、「Settings」内にある「Labs」のメニュー設定から機能を有効にしなければならない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」