アフィリエイトやネットアンケートなどインターネットを使った副業や内職が話題となって久しいが、景気回復の兆しが見えない今、改めて空いた時間を利用してこうした「ネット内職」を始めようと考えている人も少なくないのではないだろうか。そこで、20代から40代のネットユーザーに調査を実施。378名の回答を集計した。
アンケートや製品モニター、メールの受信、ネットゲームやイベントへの参加、アフィリエイト、これらネット内職の中で経験したものがあるかを聞いたところ、42.1%が「ある」と回答。男女別では男性(36.6%)より女性(48.6%)の方が、また年代別では高い層ほど経験者が多かった。
ネット内職の経験が「ある」とした人に、したことがあるものを全て答えてもらったところ「アンケート・モニター」が84.9%で最も多く、「メール受信(52.2%)」「サイトに訪問し、ゲームやイベント参加(46.5%)」と続き、「アフィリエイト(28.9%)」は比較的少なめだった。
最も稼いだ月の総額は87.4%が「5千円未満」と答え、「5千円〜1万円未満(6.9%)」「1万円〜5万円未満(3.8%)」「5万円〜10万円未満(0.6%)」と、お小遣い程度の収入というのが現実のようだが、「10万円以上(1.3%)」と回答した人も存在した。
また、今もネット内職を続けているのは70.4%。続けている人の理由では「お小遣いになるから」が61.6%でトップ、「暇つぶし(31.3%)」がそれに続いた。空いた時間を活用することで少額でも稼げる点がネット内職を続けるプラス要因となっているようだ。
一方、辞めた人の理由で最も多かったのは「手間のわりには稼げないから(68.1%)」で、「始めたときより自由になる時間が減ったから(38.3%)」が続き、続けている人と対照的な結果となった(各複数回答)。ネット内職が続くか否かは、作業自体を楽しめるかが大きく影響していると言えそうだ。
一方、ネット内職の経験が「ない」とした人に、やってみたいかを聞いたところ「とても思う」が2.3%、「少し思う」は39.7%で、合わせると 42.0%が興味を持っていた。
「まったく思わない」とした人に、その理由として当てはまるものをすべて答えてもらったところ、52.0%が「手間のわりに稼げなさそうだから」を挙げており、ここでも収入面がネックに。ネット内職は、作業をどの程度めんどうだと思うか、どのくらいの収入を期待しているかによって意見が分かれるようだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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