Googleが「Gmail」の添付ファイル閲覧機能を強化した。HTMLで複数ページを閲覧できるドキュメントビューアの中で、メールに添付された「PowerPoint」のプレゼンテーション(PPT形式)とTIFF形式の画像を開くことが可能になっている。
Gmailでは2007年半ばから、プレゼンテーションビューアの中でPPTファイルを開くことが可能だった。しかし、新システムでは、2008年12月に刷新されたPDFビューアの中でプレゼンテーションが表示される。このビューアは、「Adobe Flash」を使う代わりにベーシックなHTMLを利用し、ズームや印刷、ページのプレビュー、ページ内での検索といったオプション機能を提供する。また、一部のファイルについては、「Google Docs」に直接プレゼンテーションを送るオプションも利用できる。
また、JPEGやPNGといった画像ファイルと同様の方法で、TIFFファイルをプレビュー表示することも可能になった。これまでは小さな添付アイコンが表示されるだけだった。
同様に注目すべきは、閲覧された添付ファイルの一部を同社がユーザーのGoogle Docsアカウントに自動的に送信し、その後「ファイルがGoogle Docsで編集可能です」と案内するメールを送るようになったことだ。ただし、すべてのユーザーに対してこうした手順が実行されるわけではない。案内メールは以下のような文面で送られてくる。
「あなたは、Gmailの『Googleドキュメントとして開く』リンクを使って『Overall CFI 04162009』という名称の添付ファイルを閲覧しました。
この操作により、あなたはGoogle Docsのhttp://docs.google.com/XXXXXにオンラインで編集可能なコピーを保存しました。
あなたはGoogle Docsで以下のことができます。
- どこからでもインターネットでアクセスして、オンラインでドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションを作成し、編集する。
- リアルタイムでドキュメントを共有する。複数ユーザーが同じドキュメントを同時に共同作業している場合でも共有可能。
- ドキュメントの安全性を確保する。コンテンツはGoogleのセキュアなサーバに保存されるので、ローカルのハードディスクに問題が起きた場合でも、ドキュメントは保護される。
Google Docsのトップページに直接戻る場合は、http://docs.google.comからどうぞ。
ご利用ありがとうございます。Google Docsチームより」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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