「インターネットラジオ」視聴者の中心は20代?

アイシェア rTYPE リサーチ2009年04月22日 12時22分

 近年、テレビ放送の地デジ化など映像メディア多様化の話題をよく目にする。一方、近年ポッドキャストの広まりから、インターネットラジオを放送する局や個人が増加するなど、ラジオ放送の分野でも変化が起きているようだ。そんな中、ネットユーザーはどのようにラジオを視聴しているのだろうか。20代から40 代の男女374名の回答を集計した。

 ラジオ放送を聞くのはどのようなときが最も多いかたずねたところ、多かったのは「通勤・通学時間(13.6%)」「自宅でBGMとして(13.1%)」「通勤・通学以外の移動時間(11.0%)」。ラジオ放送を「まったく聞かない」とした人は50.0%だった。年代が高くなるほど「通勤・通学時間」を利用して聞く割合が増え、逆に「自宅でBGMとして」では若い年代で多くなる傾向がみられた。

 ラジオ放送を聞く187名に視聴の頻度を聞くと、「毎日聞く」が21.9%、「毎日ではないが頻繁に聞く」が28.3%、「たまに聞く」が49.7%。「毎日聞く」人は40代が最多。年代が上がるほど多くなるようだ。

 また、最もよく聞く番組のジャンルでは、44.9%が「音楽番組」と回答。以下、「バラエティ番組(26.2%)」「ワイド番組(14.4%)」の順に。「音楽番組」は男女年代を問わず1番人気だが、2位の「バラエティ番組」は若い年代で、3位の「ワイド番組」は上の年代からの人気が高かった。ラジオ視聴は頻度においても、番組ジャンルにおいても、性別・年代により大きな差があるようだ。

 ラジオ放送の魅力について自由に記述してもらったところ、「ほかのことをしながら聞くことができる」「BGMとして聞き流せる」といった回答が圧倒的に多かった。また「DJやパーソナリティーの声(または語り)」に魅力を感じているとの記述も目についた。

 続いて、ラジオを聞く際に利用している機器は何か聞いてみた。最も利用者が多かったのは「ラジオ」89.3%。以降、「カーオーディオ・カーラジオ」 61.0%、「オーディオ機器」23.5%と続いた。近年広まってきた「パソコン(インターネットラジオ)」は14.4%とまだ低い様子だが、20代では23.3%と支持を集めている。

 最後にラジオを「まったく聞かない」と答えた人に、もしラジオ放送を聞く機会があるとしたら何で聞きたいかをたずねた。1位は「カーオーディオ・カーラジオ」39.6%で、2位は「パソコン(インターネットラジオ)」19.8%。

 20代では「パソコン(インターネットラジオ)」が「カーオーディオ・カーラジオ」と同率で1位。やはりその他の年代に比べて支持が高い。今後、若年層を中心にインターネットラジオの支持が増えていく可能性がありそうだ。

ラジオを聞く際に利用している機器

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

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