PandaSecurityのマルウェア研究および分析研究所であるPandaLabsは、インターネット上でマルウェアを配布するために自動車メーカーのフォードの名前を使って悪意あるサイトへ誘導しようとする「SEO攻撃」を検出したと発表した。フォードモーターに関連した検索結果のうち、悪意あるページへ誘導するものは120万件にのぼるという。
攻撃者は検索結果から、ビデオが掲載されたウェブページへユーザーを誘導しようとする。誘導先のサイトではビデオを見るために別のプログラムをダウンロードするよう求め、偽のアンチウイルスをインストールさせる。
PandaLabsでは、この方法で配布された「MSAntiSpyware2009」および「Anti-Virus-1」という2種類の偽アンチウイルスプログラムを発見している。これらの偽アンチウイルスは、ユーザーのコンピュータがマルウェアに感染しているという偽の警告を発し、偽アンチウイルスの有料版の購入を勧める。ユーザーがこれを買わないと、この悪意あるコードはコンピュータの適切な動作を妨げて、製品を買わせるようにし向けるという。
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