ピツニーボウズ・マップインフォ・ジャパンは4月16日、ヤフー(井上雅博社長)の技術・サービスを組み合わせたシステムで、花粉症者の国内地理的分布状況を明らかにした。
ヤフーが展開する「Yahoo!リサーチ」のモニター情報と、マップインフォのロケーションインテリジェンス(位置情報)技術を組み合わせたシステムで分析、明らかにした。結果、花粉症の症状があると回答した人は、太平洋岸の大都市郊外で多いことが分かった。
調査は、「Yahoo!リサーチ」モニターのうち、「最近1年間に花粉症の症状を経験した」と回答した人を、位置情報活用ソフト「MapInfo Professional v9.5」に読み込み、地理的に図式化した。花粉症の症状があると回答したのは、地域別で傾向をみると、北海道では平均10%程度、九州では20%未満で低い。その一方で、比率が高かったのは関東から東海にかけての本州中央部。30%以上の地域もあり、関東地区に花粉症者が多いことが分かった。
マップインフォは今後、「Yahoo!リサーチ・モニター」で提供されている金融、医療、消費財、住宅、ライフスタイルなどのさまざまな情報に対して同様の分析を実施する計画。マップインフォは、ロケーションインテリジェンス(位置情報)技術を活用した分析ソフトやソリューションを企業向けに販売するITベンダー。
ピツニーボウズ・マップインフォ・ジャパン=http://www.mapinfo.jp/
ヤフー=http://www.yahoo.co.jp/
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