なつかしい友人や恩師が集まる同窓会。同窓会が好きなネットユーザーはどのくらいいるのか、また、少人数の同級生と集まるのとどちらを好むのだろうか?男女402名に調査、回答を集計した。
同窓会に参加するのが「好き」なのは全体の10.0%。「どちらかというと好き(28.1%)」と合わせると38.1%が「好き」とした。「好き」の割合は男性(48.9%)が高く、女性(25.1%)を23.8ポイント上回った。
女性は「どちらかというと嫌い(24.0%)」と「嫌い(7.7%)」を合わせた同窓会嫌いが31.7%と男性よりも多かったが、「参加したことがない(43.2%)」人も多かった。同窓会がこれまで1度も開催されなかったからという理由も含むだろうが、男性の「参加したことがない」が27.9%なことを考えると、行きたくないので行かない人も多いのではと予想できる。
同窓会が好きな人にその理由を複数回答形式で聞いてみると、男性は「たくさんの同級生に会うのが楽しいから(65.4%)」「同級生の近況を知りたいから(65.4%)」「昔をなつかしみたいから(62.6%)」が上位に入った。
女性も上位2つは同じだが、「昔をなつかしみたいから(45.7%)」と回答したのは半数以下で、男性よりも過去をふりかえって思い出に浸ることが少ないようだ。
年代別に見ると、「昔をなつかしみたいから」は40代(61.7%)がもっとも多く、好きな理由の2位にきていた。1位は「たくさんの同級生に会うのが楽しいから(68.1%)」だったが、20代、30代では「同級生の近況が知りたいから」が1位。若い世代ほど、同級生の「今」が気になるようだ。
同窓会が嫌いな人の理由(複数回答)では、「同級生みんなに会いたいわけではないから(73.4%)」「多くの人に会うのは好きではないから(41.3%)」「多くの人と会う時間を合わせるのが大変だから(17.4%)」が大半を占めた。
「同級生みんなに会いたいわけではないから」は、女性(77.6%)と30代(86.7%)に多く、20代では「多くの人に会うのは好きではないから」が50.0%と高い数値をつけた。かつての同級生であっても大勢だと会うのがためらわれるようだ。
では、少人数の同級生と集まるのはどうだろう。「好き」「嫌い」の2択で問うと85.6%が「好き」と回答、同窓会好きの数値を47.5ポイントも上回った。同窓会に参加するのが「好き」とした10.0%では100.0%が少人数で集まるのも好きと答え、「同窓会が嫌い(85.3%)」「参加したことがない(72.9%)」人でも高い数値となった。卒業してからは気の合う同級生のみと会いたいということだろうか。
なお、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で複数の同級生と交流がある20代は31.1%。30代(13.3%)、40代(8.0%)と大きな差がみられた。少人数で集まるのが好きで、同窓会では同級生の近況が気になる20代は、インターネットも交流場として有効に活用しているようだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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