世界知的所有権機関(WIPO)がまとめた報告書で、ドメイン名の所有権を争う件数が2008年に前年比8%増の2329件となり、過去最高を更新したことが明らかになった。
ドメイン名をめぐる紛争は、転売などを目的に企業名や商標を登録する例がほとんど。同機関では、この仲裁役として1999年から紛争処理にあたっている。
国別では、最も申請数が多かったのは米国で43.81%。以下、フランス10.6%、英国7.5%、ドイツ5.7%、スイス5.0%と続き、日本は1.18%の12位だった。
また分野別では、バイオテクノロジー・薬品(9.9%)を筆頭に、銀行・金融(9.4%)、インターネット・IT(8.8%)の順に多く、ハリウッド女優のスカーレット・ヨハンソンや、デニス・キース・ロッドマンなどの有名人、Google、英国BBC放送などを登録したケースもあったという。
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