第1回目の調査で積極的に利用されている実態が明らかになったファストフード店のクーポン。中でも携帯電話を用いる「ケータイクーポン」はどのように活用されているのだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザーのうち、1回目調査と同じ回答者469名の回答を集計した。
ファストフードでケータイクーポンがもらえる会員登録をしているのは全体の26.2%。特に女性(28.2%)と30代(28.4%)に登録者が多いことがわかった。会員登録をしているのは「マクドナルド(87.8%)」が2位の「ケンタッキー(22.8%)」を65ポイントも引き離してトップだった(複数回答)。
20代を見ると1位が「マクドナルド(75.0%)」なのは同様だが、「ケンタッキー(43.8%)」「モスバーガー(31.3%)」「ロッテリア(12.5%)」の数値が他の年代よりも高かった。会員登録をしている20代は25.8%と、それほど高くないところから複数に登録している人が多いことがわかる。
ケータイクーポンがあることを理由に「買ったことのない商品を注文したことがあるか」を聞くと、「ある」が59.3%にのぼり、日頃なじみのない商品でもクーポンが購入の後押しになっていることをうかがわせた。
男女別では「ある」と答えた女性が63.9%で男性を9.1ポイント上回り、年代別では20代の 75.0%に対し40代では44.4%。女性と若い世代ほどクーポンを積極的に利用して未経験のメニューに挑戦しているようだ。
会員登録後「その店に行くことが増えたか」との問いには、「増えた」が8.1%、「どちらかというと増えた」が23.6%、合わせて31.7%がケータイクーポンの会員登録が来店動機につながっていた。また、来店回数が増えたのは女性(27.9%)よりも男性(35.5%)の方が多く、世代による差はそれほど見られなかった。
「どんなケータイクーポンがうれしいか」最もうれしいと思うものを選んでもらったところ、「定番商品セットの割引」が22.2%でトップを占め、「定番商品単品の割引(18.6%)」「新商品単品の割引(17.9%)」「新商品セットの割引(17.1%)」が続いた。
男性(26.1%)や30代(24.5%)では「定番商品セットの割引」がトップなのに対し、女性(22.2%)や40代(22.8%)では「定番商品単品の割引」がトップ。また 20代では「新商品単品の割引(24.2%)」がトップで、性別、年代による好みの違いが見て取れた。20代は「新商品セット」のクーポンにも魅力を感じており、新商品に敏感に反応している様子がうかがえた。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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