Googleが米国で自社の「Google AdWords」プログラムを「Google News」検索にも拡張した。通常のウェブ検索結果に以前から表示されていた広告と同様、Google Newsの検索結果ページの右側にもテキスト広告が表示される。
GoogleのビジネスプロダクトマネージャーであるJosh Cohen氏は米国時間2月25日、この動きについて同社のブログで次のように発表した。
「ここ数カ月間、当社はさまざまな形式について実験している。例えば、APなどのパートナー企業から配信される埋め込み型の動画に、オーバーレイ広告を掲載するといった取り組みも実施した。常に述べてきたことだが、われわれはユーザーやパブリッシャー、広告主にとっても効果的な体験が可能になる場合、その変更について公表していく。この先もユーザーに関連した広告や、パブリッシャーにとって効果のある広告の配信方法を考えていくつもりだ」
システムはニュース検索で指定された用語に対応する広告が出ることを目指して作られているが、同じ用語がニュース検索と広告で同一に解釈されるとは限らない。筆者が「spring training(春季キャンプ)」という言葉で検索したところ、Google News検索の方ではこれが野球に関連した用語であることが理解されたが、表示された広告のほうを見ると、上位3件のうち野球に関するものは1件だけであった(以下の画像を参照されたい)。
景気の大幅な後退に直面する中で、Googleは自社の資産からより多くの利益を生み出すことに力を入れている。例えば、ここ数カ月間で「Google Earth」や「Google Finance」でも広告の掲載が開始された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力