NHK大河ドラマの好調、歴史に詳しい女子を指す「歴女(れきじょ)」なる言葉の登場など、歴史がちょっとしたブームとなっているが、ネットユーザーの興味はどうなのだろうか。20代から40代を中心とする男女479名の回答を集計した。
「歴史や歴史上の人物などに興味があるか」聞いたところ、全体の21.3%が「とても興味がある」、40.1%が「少し興味がある」と回答。
男女別に見ると、「とても興味がある」男性は23.2%と女性の19.3%よりやや高いものの、「少し興味がある」を合わせると男女とも60%が「興味がある」と回答し、男女問わず歴史好きが多い実態を物語った。また年代別に見ると、「とても興味がある」とした熱心な歴史ファンは20代に最も多く、27.4%と他の年代を7ポイント以上上回った。
「とても」または「少し」「興味がある」と答えた人に「はまったきっかけ」を複数回答形式で聞くと、男性では「小説」が47.1%でトップ。次いで「大河ドラマ」が35.3%、「ゲーム」が30.7%、「マンガ」が30.1%と続くが、女性は「大河ドラマ」が53.2%でトップ。昨年の『篤姫』、今年の『天地人』の高視聴率とも関連性が見られそうだ。
以下、「小説」44.7%、「マンガ」36.9%に続き、「時代劇」が34.8%と男性に比べ17ポイントも多かった。男性の30%以上が影響された「ゲーム」が女性では20%に満たず、逆に女性の35%近くが影響を受け4位につけた「時代劇」は男性では20%未満と、明確な差が表れた。
年代別では、30代、40代では「小説」「大河ドラマ」が約半数でトップ2を占めたが、20代では「ゲーム」「マンガ」が約半数でトップと、年代別で大きな差が見られた。
「ゲーム」「マンガ」は年代が下がるほど「きっかけ」としての影響力が強く、「小説」「大河ドラマ」は逆に年代が上がるほど影響力が強い。また興味の度合いによる差を見ると、「とても興味がある」人の半数以上が「小説」「大河ドラマ」、30%以上が「学校の授業」と回答し、「少し興味がある」人を10ポイント近く引き離している点が特徴的だった。
「とても」または「少し」「興味がある」と答えた人に「好きな時代・歴史上の人物にゆかりのある土地に行ってみたいか」聞いたところ、79.3%が「行ってみたい」と回答。男性75.2%に対し、女性は83.7%と高めで、興味度別にみると、「とても興味がある」人では90%を超えた。
また、好きな時代・歴史上の人物に関するグッズは持っているか?と聞いたところ、興味のある人でも「持っている」としたのは12.2%にとどまったが、「とても興味がある」とした人では18.6%。関心の高さとアクションの相関性が見て取れた。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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