PCの起動時間はスペックやOSなどで違ってくるが、自宅のPCに電源を入れてから作業が開始できるまで、どのくらいの時間ならイライラせずに待てるのだろうか。また、起動までの時間は何をして過ごしているのだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー471名に調査、回答を集計した。
自宅でPCを使用しているのは96.6%で、主に使用しているのは「デスクトップPC」62.0%、「ノートPC」36.5%、「ミニノートPC」1.5%であった。
PCを使用していないときの状態は、「電源を落としている」が74.9%、「スタンバイ状態にしている」が25.1%。電源を落としているのはデスクトップPC利用者(79.8%)に多く、ノートPC利用者では31.9%が使わないときに電源を落とさずにスタンバイ状態にしていた。
自宅のPCに電源を入れてから作業が開始できるまでの時間で最も多かったのは「41秒から1分まで(33.0%)」で、以下、「91秒から2分(17.8%)」「30秒以内(15.4%)」と続いた。
半数以上の人が自宅で1分以内に起動するPCを使用しているが、作業が開始できるまで、どのくらいの時間なら待てるのだろうか。イライラする時間を聞いたところ、全体では「41秒から1分」とした人が21.1%で最も多く、40秒以内でイライラする人は1割程度だった。
年代別に見ると、20代では「91秒から2分(25.0%)」との回答が一番多かったが、30代(21.2%)と40代(22.6%)では「41秒から1分」が最も多く、年代が高いほどイライラし始めるのが少し早くなるようだ。
また、自宅のPC起動時間によっても許容範囲に差が見られた。30秒以内に起動するPCを使用している人の47.5%は「41秒から1分」でイライラするが、41秒から1分で起動するPCを使用している人では「90秒から2分(33.3%)」でイライラするとの回答が最も多かった。
使用しているPCの起動時間と待てる時間は大きく関係し、起動に3分以上かかるPCを使用している人になると5分以上(46.7%)でやっとイライラするとの結果となった。
なお、起動するまでの間に何をしているかを自由回答で聞いたところ、「周辺の整理」「作業の準備」とPC作業の準備を整える人、「お茶を飲む」「本を読む」など、くつろぎながら待つ人、「トイレに行く」「歯を磨く」とPC作業に関係のない身支度で席を離れる人など、起動時間を有効に活用した過ごし方が多く、「PCの画面を凝視している」「ぼーっとしている」との回答は少数だった。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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