絶版本の著作者や出版社は、「Google Book Search」での利用について、先の和解で合意した条件どおり、Googleに対する使用料金請求を申請している。この件を担当する弁護士が米国時間2月11日に明らかにした。
Googleは2008年10月、本をスキャンするGoogleのプロジェクトに反対して訴訟を起こしていた著作者や出版社と1億2500万ドルで和解している。Googleはこの和解で、著作者、出版社、相続人や継承者に補償金を受け取る権利があることを通知することを義務付けられている。
この訴訟で米作家協会(Authors Guild)の弁護を担当したフィラデルフィア地区の弁護士事務所であるBoni & Zackの声明によると、通知は218カ国72言語で発行されているという。
弁護士のMichael Boni氏はインタビューで、著作者らは専用のウェブサイトから請求を申請していると述べた。和解条件の下、著作権所有者はスキャンされた書籍1冊あたり60ドル、それに広告収入の63%を受け取られることになっている。
「通知プログラムは継続しており、通知は世界中のほとんどの関係者に送られている」とBoni氏は述べ、「まだ通知の送付が残っているが、作業は予定通りで満足している」と続けた。
Googleの関係者に電子メールと電話でコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
Googleはニューヨーク公立図書館、スタンフォード大学付属図書館、ハーバード大学付属図書館など、主だった図書館の蔵書をデジタル化しており、その内容を広告付きのページ上で検索できるようにしようとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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