カリフォルニア州マウンテンビューのGoogle本社を訪れた際、Googleがプロダクトのユーザーインタラクションを追跡するのに利用しているテストルームをのぞくことができた。GmailのプロダクトマネージャーTodd Jackson氏によると、ここはGoogleが保有する多くのテスト施設の1つで、チームはテストを通じてユーザーがGmailをどう利用しているのかに関する重要なフィードバックを得ているという。ユーザーチャットなど機能全体の画面配置を変更するには十分である。
Googleは米国時間2月6日、この技術を他のプロダクトに反映した結果を明らかにした。今回取り上げたのは、同社の中で最もトラフィックの多いgoogle.comの検索結果ページに関するもの。
当然、ほとんどのユーザーが気にするのはページの上に表示されるコンテンツである。しかし、Googleが明らかにしたこのビデオで面白いのは、ユーザーの視線がいつどこに動くかが分かる点だ。
筆者が興味を持ったのは、ユーザーの視線よりもずっと後にマウスカーソルが動いている点だ。多くの人がこのような行動をとるのは自然なことだが、実際の動きを改めてみると面白い。
Googleのユーザーエクスペリエンス担当研究者Anne Aula氏とKerry Rodden氏は、このトラッキング技術のおかげで、検索結果に写真やビデオのサムネイルを表示するようになったと述べる。また、ユーザーが混乱しないよう、より容易にページを解析できるようになったとも言う。Google Blogには、ページの改善前後の概観が公開されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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