Googleが「Firefox」向け「Google Toolbar 5」の第2ベータ版を公開した。これを導入すると、Firefoxで「Google Chrome」の特徴である機能が使えるようになる。
Chromeでは、新しいタブに、よく利用するウェブページの縮小版を9つまで表示することができる。Google Toolbar 5の第2ベータ版を導入すると、Firefoxでもこうした機能が使えるようになるほか、最近作ったブックマークや閉じたタブを一覧する機能も利用できる。
しかし、不思議なことに、このところ収益性強化に意欲を見せているGoogleがまだ広告を掲載していない。
Google toolbarのプログラマーSergey Ryazanov氏がこの件に関して公式ブログに投稿した記事によると、縮小版を表示するページは選択可能だが、Googleに対しそれに関する情報は何も送られないという。
このタブの機能は有用で、とりわけブラウザの起動直後は便利である。起動すると9つのページが縮小表示され、そのとき見たいと思ったページをクリックするだけで開くことができる。とはいえ、筆者はこのツールバーを導入しようとまでは思わない。肥大化によってブラウザの持つ本来の機能を損ないたくないからだ。そもそも、Firefoxでは、起動時に複数のタブを開くように設定できる。
この機能は、「Firefox 2」では利用できず、他のエクステンションと競合する可能性もあると、Ryazanov氏は警告している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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