カカクコムは購買支援サイト「価格.com」においてミニノートPCに関する意識調査を実施し、1月8日にその結果を発表した。価格.comID登録ユーザーの4人に1人がミニノートPCを購入しており、所有者の8割が「満足している」という。
この調査は、価格.comID登録ユーザーを対象に、2008年12月16日から12月24日にかけてウェブアンケートにより実施したもの。回答者数は5105人で、91.7%を男性が占めた。
ミニノートPCとは2008年1月にASUSTekが発売した「Eee PC」などの小型のノートPCで、CPUなどの性能を抑えてインターネット利用を主な用途に絞った低価格の製品。調査結果によると所有率は24.2%で、4人に1人がミニノートPCを所有していた。世代別では40代が38.7%ともっとも高く、30代の28.5%が続いた。逆に20歳未満での所有率は、2.2%にとどまった。
所有しているミニノートPCの機種では、最初に登場したASUSTekの「Eee PC」が36.1%と他を大きく引き離し、次いで日本エイサーの「Aspire One」(15.4%)、富士通の「FMV-BIBLO LOOX U/B50」(4.9%)、デルの「Inspiron Mini 9」(4.8%)、日本HPの「HP 2133 Mini-Note」(4.1%)、NECの「Lavie Light」(3.5%)、東芝の「NB 100」(3.3%)となった。
購入理由では「本体が小さいから」と答えた人が66.7%ともっとも多く、「価格が安いから」が56.9%、「試してみたかったから」が37.9%となった。ユーザーの多くは「モバイル用途のセカンドPC」としてミニノートPCを購入しており、単純に安いというだけでなく、モバイル用途で使うのに最適なサイズであることが大きな購入理由となっている。
ミニノートPCを所有している人の満足度の質問では、「大変満足」が32.5%、「やや満足」が47.4%で、合わせて約8割の人が満足と回答した。その理由としては「コンパクト・軽量」「適切な機能・性能」などが挙げられている。逆に不満点では、「やはりパワー不足」「画面が小さい」「メモリー容量が少ない」「キーボードが打ちづらい」などの回答があった。
ミニノートPCを利用する場所は「自宅」が72.8%と最も多く、外出先での利用よりも自宅で手軽に利用しているケースが多いようだ。自宅以外では、「ホテルなどの宿泊施設」(45.0%)、「職場」(34.0%)、「カフェ・ファーストフード店」(33.0%)となっている。また、半数以上がほぼ毎日使用しており、通信手段は無線LANを使っている人が多かった。
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