11月に入り、お歳暮商戦がいよいよ本格化したが、果たして今どきのお歳暮事情とはいかなるものだろうか?30代・40代を中心としたネットユーザー男女489名の回答を集計した。
今年、お歳暮を贈る予定があるかと聞いたところ、「申し込み済み」が1.4%、「贈る予定」が27.2%で、合わせると28.6%が「贈る」と回答。お歳暮を贈る理由の自由回答形式を見ると、「社交辞令」や「日頃お世話になっている人へのお礼」といった声が多数を占め、「季節のあいさつとして」などコミュニケーションの一環として贈っているとの意見も多く見られた。しかし中には「いつも贈っていてやめられない」という人もいて、慣例に従い仕方なく贈っている実状も垣間見えた。
また、お歳暮を贈ると回答した人にどこで購入するかを複数回答形式で聞くと、「店舗」が72.1%で最も多かったが、続く「インターネット通販」も 40.7%と健闘。特に女性で46.4%、30代で47.4%の高い利用率となっており、今や贈り手にとってインターネット通販は、有力な購入経路の一つととらえられているようだ。
お歳暮やお中元などを貰った経験がある人に、貰った品物の値段を調べたことがあるかを答えてもらったところ、35.6%が「ある」と回答。さらに、値段以外に何か調べたことがあるかとの問いに「ある」と答えた人は16.5%おり、年代別では30代で20.0%に上った。
値段以外に調べる内容を自由回答形式で聞くと、購入した店舗やメーカー元の情報、産地や成分表などといった商品そのものの情報に大別され、品質や購入店舗の信頼性などを厳しくチェックしている様子が伺えた。
ただ、「(貰った品が)おいしかったので自分でも買おうと店の場所を調べた」「美味しいので商品について詳しく調べた」など、気に入った商品の情報をさらに掘り下げて調べた人も少なくなく、長い間儀礼的だったお歳暮・お中元の慣例にも多様化の兆しが感じられた。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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