Googleの検索結果に不満を感じたことはないだろうか?Googleが米国時間11月20日から導入を開始した「SearchWiki」は、こうしたユーザーに対応するものである。
SearchWikiは、ユーザーが検索結果で(サイトの)上昇や削除、追加が可能になり、またメモをつけられるようになる機能。Googleはユーザーによる検索結果の変更情報を記憶し、次に検索したとき、同じカスタマイズ情報とメモが検索結果に反映される。
Googleは数カ月前から、SearchWikiを実験的機能として限定的に提供してきた。しかし、20日からGoogleアカウントにログオンすれば、誰でもこの機能を利用できるようになる(編集部注:日本時間11月21日15時37分現在では、同機能を利用できるユーザーはまだ限定されている)。
GoogleのSearchWiki担当プロダクトマネージャーであるCedric Dupont氏は、「これは、ユーザーが自分の検索結果をよりコントロールできるようにするための機能だ」と説明している。
SearchWikiには、コラボレーション要素もある。ユーザーは検索結果ページの下部にある「All notes for this SearchWiki(このSearchWikiに関する全部のメモを見る)」をクリックすると、他のユーザーのカスタマイズを見ることができる。メモのほか、他のユーザーがどのページを上位にしたり削除したのかがわかる。
カスタマイズ機能を強化しているのは、Googleだけではない。Microsoftは「U Rank」という研究プロジェクトで、ユーザーが検索結果を調整する構想をテストしている。Weblogsを創業した起業家であるJason Calacanis氏は、人間が検索結果を作る検索エンジン「Mahalo」を発表しているし、オープンソースの検索エンジン「Wikia Search」は、ユーザーの提案を受け付けている。Wikia Searchは、「いま現在の検索は、人間の関与を過小評価している」と主張している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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