今年7月に「iPhone(アイフォーン)」が発売されて、ちょうど4か月を迎えた。一時は購入希望者が店頭に長蛇の列をなすほどの熱狂ぶりだったが、その後ユーザーらの意識はどう変化したのだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー男女393名の回答を集計した。
iPhoneの操作経験について聞いたところ、「操作したことがある」とした人は全体の15.5%。「操作したことがない」は81.4%で、実際に「iPhoneを購入した」と回答した人は3.1%だった。
iPhoneの購入者を除く操作経験者に、iPhoneを操作した感想を複数回答形式で答えてもらったところ、「新しい感覚」と答えた人が最も多く 37.7%。以下、「(サービス料金も含め)もっと安かったら欲しい」が29.5%、「ワクワクした」が24.6%、「ケータイではないと思った」と「すごいと思った」がそれぞれ23.0%の順で、iPhone発売1週間後の反応と比較すると「新しい感覚」「ワクワクした」といった評価が軒並み上回る結果となった。
発売元のソフトバンクモバイルは、年内までにiPhoneでワンセグと絵文字の読み書きに対応すると発表した。これらの対応でiPhoneが購入の選択肢に入るかを未購入者に聞くと、「今後の価格によっては選択肢に入る」が24.9%、「今後のバージョンアップによっては選択肢に入る」が15.0%で、全体の約4割が条件次第で購入を検討することを示唆。ワンセグと絵文字の対応が、少なからずiPhone購入意欲を刺激する要因のひとつになっていると言ってもよさそうだ。
一方、すでにiPhoneを購入した人の満足度については、「満足」が50.0%、「やや満足」が25.0%と、おおむね好評。今後は、ワンセグや絵文字のようにユーザーのニーズを満たす機能が加わることによる操作性やコストパフォーマンスが、評価を占うキーポイントになりそうだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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