Googleの新しいウェブブラウザ「Chrome」は、公開後1週間のうちに米国で約200万人によりダウンロードされた。Nielsen Onlineが米国時間9月17日に発表した。
Nielsenによると、9月1日から7日までに同ブラウザのダウンロードプロセスに関連したGoogleの「Thank You」ページを訪問したのは、193万人だという。同社は選ばれたインターネットユーザーの行動に基づいて統計をとっている。
この人数は米国インターネットユーザー1.4%近くに相当すると、Nielsenは説明する。少なく思えるが、この種の製品のベータ版としては健闘したと言える。その理由としては、このような製品は、いつものウェブ利用を改善するだけのため、多くのユーザーが必要としているわけではない点が挙げられる。
もちろん、Chromeを試用してもらうことは、同ブラウザをメインのブラウザにしてもらうことに比べて容易だ。しかし、Googleは、同オープンソースブラウザをできるだけ強力に後押しすることを決めたようだ。同社は16日、Chromeの最新アップデートの入手を可能にするプログラムを開始している。
Chromeについて述べたブログ、掲示板、他のオンラインフォーラムを調べたNielsenによると、同ブラウザが大きく話題となったのは発売直後だという。
Nielsen Onlineでテクノロジおよび検索を担当するリサーチディレクターのJon Stewart氏は、「Google全般に関する興味の度合いを調べたところ、不意打ちに近かったChromeがオンラインディスカッションで話題になる傾向が顕著だった」と述べる。「同ブラウザは、公開翌日における全オンラインディスカッションの約1%で話題となった。これは、待ち望まれた『iPhone』が今夏初めに発表されたときの半分強程度となる」(Stewart氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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