MozillaとGoogleは提携を2011年まで延長した。これによりオープンソースのウェブブラウザ「Firefox」を開発するMozillaは安定した収入を確保することになる。
「われわれはGoogleとの契約を更新し、3年間延長した。これにより提携の期限は2008年11月でなく2011年11月となり、それまで確実な収入が得られる」と、Mozilla Foundationの会長Mitchell Baker氏は米国時間8月27日、ブログに投稿している。
Googleは、Firefox起動時に開くページや検索ボックスでの標準設定など、目立つ位置に表示されることに対してお金を支払っている。
この契約は、Mozilla Foundationに大きな収入をもたらしている。Googleは2006年、Mozilla Foundationの総売り上げの85%にあたる5680万ドルを提供している。
この資金は役に立つだろう。Firefoxは、Microsoftが「Internet Explorer」の成功に気を許している隙に、ウェブブラウザ第2位という現在の地位へと成長した。
現在Microsoftは「Internet Explorer 8」で差を広げようと試みており、Appleは「Safari」をWindows向けに提供し、「iPhone」や「iPod touch」でも使えるようにしている。第4位のOpera Softwareも、なおも挑戦する姿勢を見せている。
Mozillaは、JavaScriptの実行速度、バックグラウンドでJavaScriptタスクを処理する機能、ビルトインの動画およびオーディオサポートに改良を加えた「Firefox 3.1」を、2008年末までにリリースしたい考えだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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