Googleは米国時間8月6日、中国で楽曲の検索サービスを無償で提供開始したことを発表した。このサービスは、ライセンス付き楽曲の無償ダウンロードへのアクセスを可能にする。
Googleによると、同サービスを利用することで、中国語の楽曲を歌手名や楽曲名で検索し、提携している中国の音楽サイトTop100.cnからダウンロードできるようになるという。Top100.cnは、NBAのスタープレーヤーYao Ming氏から資金を得ている。
同サービスは売り上げを広告から得ており、その収入は音楽会社やTop100.cnと分配するとGoogleは述べる。
同サービスは、著作権侵害の温床として知られている中国において、楽曲から合法的に利益を得るための手段と説明されている。アナリストの見積もりでは、中国のインターネットユーザの90%以上が検索エンジン経由で非合法な楽曲を毎日ダウンロードしているという。
中国外からは同サービスにアクセスはできない、とGoogleでは述べている。
同サービスはBaidu.comに対して難題となる可能性がある。Baidu.comは、中国インターネット検索ビジネスを市場シェア64%で支配している。一方、Googleのシェアは26%である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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