ネットレイティングスは6月10日、産業別のインターネットアクセスレポートの提供を開始した。第1弾として発表されたのは「家電業界Webレポート」および「旅行業界Webレポート」だ。
家電業界Webレポートによると、家電・エレクトロニクスカテゴリの2008年4月度の利用者数はインターネット利用者全体の57%と半数以上を占めるものの、年間利用者数の推移に変動はあまり見られないという。メーカーサイト別の利用者数をみると、松下電器産業が前年同月比7.6%増、ソニーが同1.1%増となったが、三菱電機は同32.0%減、東芝が同26.4%減、シャープが同15.6%減、日立製作所が同9.4%減、パイオニアが同4.8%減と厳しい状態になっている。
一方、総利用時間は前年同月比39%増と拡大傾向にある。メーカーサイト別にみても、三菱電機が同16.5%減、ソニーが同13.9%減となったものの、シャープが同158.1%増、松下電器産業が同52.1%増、パイオニアが同42.8%増、東芝が同28.3%増、日立製作所が同27.7%増といずれも増加している。
また、旅行業界Webレポートによると、旅行関連カテゴリの2008年4月度の利用者数はインターネット利用者全体の53%と大きなシェアを占めている。サイト別の利用者数をみると、楽天トラベルが前年同月比10.1%増、近畿日本ツーリストが同9.2%増となったものの、他の企業では減少している。総利用時間も減少している企業が多く、原油高の影響により旅行を控えた利用者がいる可能性をネットレイティングスは指摘している。
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