複数の研究結果から、多くのゲーマーたちはお気に入りの一人称シューティング(First Person Shooter)やサイドスクローラーゲームをプレイしている間に、広告を見せられることを好意的に受け止めていることが明らかになった。信じがたいことだが、広告があると、ゲームエクスペリエンスが現実味を帯びているように感じられるのだという。
このことを考えるたびに、筆者は大きなため息をついてしまう。広告に現実味を感じてしまうことを良いことと考える人がいることを残念に思っているからだ。
だが、これらの研究結果と同じ考えの持ち主に朗報がある。米国時間6月4日にSony Computer Entertainment AmericaとSony Computer Entertainment Europeが、PLAYSTATION 3でダイナミックゲーム内広告を用いるための契約を成立させたと発表した。
これを受け、広告主たちはゲームパブリッシャーと組んだ、PS3ゲームに広告を挿入できるようになる。Yankee Groupはこの市場が2011年には9億7100万ドル規模になると予測している。
ソニーと提携したのは、世界で最大規模を誇るゲーム内広告プロバイダIGA Worldwide。
ライバルのMicrosoftと違って、ソニーは独自のゲーム内広告ネットワークを所有していない。MicrosoftはMassiveを買収し、成長著しいこの市場で抜きん出た存在になろうとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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