「著作権動画が削除された動画共有サイトに用はない」約5割--アイシェア調べ

 アイシェアは5月23日、「携帯電話の動画共有サービス利用とその著作権問題」に関する意識調査の結果を発表した。動画共有サイトユーザーの約半数が、著作権抵触動画が削除されたら、その動画サイトの「利用を止める」と回答した。

 調査によれば、携帯電話から動画を閲覧した経験があると答えた回答者は全体の58.9%だった。

 動画共有サービスが携帯電話の公式メニューになったが利用したいか、との質問には、72.6%が「いいえ」と答え、理由としては「パケット代(通信費)が気になる」「PCを利用するから」「表示が遅い」といった回答が多く挙げられた。一方、「はい」と回答した人では「暇つぶしで利用する」「面白いから」「手軽に閲覧できる」などを理由に挙げる人が多かった。

 携帯電話向けの動画共有サイトでどのような動画を閲覧したいかを複数回答可で質問したところ、「趣味に基づいた動画」が最も多く、次に「音楽映像(PV)」、「友達が撮影・編集した動画」と続いた。

 著作権に抵触している動画が削除されてもサービスを利用するか、との問いには、「それでも利用する」(11.9%)、「利用回数は減ると思う」(26.8%)、「著作権に抵触しない動画を楽しむ」(13.2%)など、51.9%が削除された後も継続してサイトを利用すると回答した。

 その一方で、「他のサービスに移る」(10.9%)、「その動画共有サイトを利用しない」(37.2%)と、全体の48.1%がその動画共有サイトの利用を止めると回答した。

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 調査は4月17日から21日にかけて、無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の会員を対象に、携帯電話個人認証で個人を特定して実施された。回答数は740名。

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