GMOインターネットは5月19日、ネット広告代理店のNIKKOを連結子会社化すると発表した。同社の第三者割当増資を引き受けるとともに、GMOインターネット代表取締役会長兼社長の熊谷正寿氏が保有する株式も全株買いとる。
NIKKOが5月23日に実施する第三者割当増資を引き受け、1600株を取得する。また、熊谷氏が持つ800株も譲り受ける。取得価格は1株あたり5万円、総額1億2000万円となる。取得後はNIKKOの発行済み株式の66.7%を保有する。
NIKKOは1992年8月に、日広という雑誌広告に特化した広告会社として創業。その後、1995年からインターネット広告を取り扱っている。2006年9月にNIKKOを設立し、11月に全事業を譲渡した。これまでは取締役会長の加藤順彦氏が60%、熊谷氏が40%の株式を保有していた。
NIKKOの2007年6月期(2006年11月〜2007年6月)の業績は、売上高が57億300万円、営業損失が1億2400万円、純損失が1億3300万円の赤字となっている。
今回の子会社化により、GMOインターネットは2008年12月期の通期連結業績見通しを上方修正している。売上高は390億円、営業利益は45億円、純利益は17億円となる見込みだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」