Microsoftは、同社がスポンサーとなって2008年5月に開催する予定の広告に関するカンファレンスにおいて、同社の「Live Search」製品の改良点を披露することで、Googleに追いつくための計画を後押ししようとしている。
日本に滞在中であるMicrosoftの会長Bill Gates氏は日本時間5月7日、記者らに対するコメントの中で「近々、検索製品の次のバージョンを発表してくことになるだろう」と述べ、何らかの素晴らしいニュースがあることを約束した。同氏のこのコメントは、Microsoftが提供している発言抄録にも掲載されている。
Microsoftの計画に詳しい情報筋によると、同社が2008年春にリリースを予定しているもののなかには、新しいタイプのバーティカルサーチ(特定分野に特化した検索)や、検索クエリの全体的な精度の向上が含まれているという。なかでも、Microsoftが2007年秋に発表した、ショッピングに特化した検索ツールの改善が期待されている。またMicrosoftはLive Search製品のリニューアルにも取り組んできており、これは今週になってから公開されている。
Microsoftは検索分野、特にコンシューマーが使用する一般的なウェブ検索の面でシェアを伸ばせないでいる。
米国における主要検索エンジンの利用状況に関して、comScoreが2月に行った調査によると、Microsoftは9.4%のシェアを獲得して3位につけているが、上位2社に大きく水を空けられている。なお、シェアの1位はGoogleの59.8%、2位はYahooの21.3%となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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