あなたは技術系企業を設立したことがあるだろうか?
あなたが米国人起業家なら、おそらく年齢は39歳前後で学士号を持っているだろう。そして、自分が教育を受けた州で、事業を開始しているかもしれない。Ewing Marion Kauffman Foundationとデューク大学およびハーバード大学の研究者が米国時間5月1日に研究結果を発表した。
調査は、1995年〜2005年の間に会社を設立した米国人起業家を対象にしている。調査結果では、年齢の中央値は39歳で、10代での企業は1%のみだったと述べている。調査によると、50代で技術系企業を設立した人は20代前半で起業した人の2倍おり、50代でも十分可能性があるという。
この調査はまた、調査対象となった米国人起業家の92%が学士号を取得しており、31%は修士号を、10%は博士号を取得していたと述べている。しかし、Microsoftの共同創業者であるBill Gates氏のような人物もいる。同氏は、ハーバード大学を3年生で退学して技術帝国を築きあげた。
Kauffman Foundationの調査および政策担当バイスプレジデントであるRobert Litan氏は声明で、「起業家精神は地域や米国の経済的活力を表す。したがって、この調査は、経済成長を押し上げるために技術系起業家精神を育成する方策について、重要な政策的論点を提起するものだ」と述べている。
MBAを取得した人は取得後13年以内に技術系企業を設立しているが、博士号を取得した人は一般に技術系起業家として活動し始めるまでに21年を要している。おそらく、博士号を持っている人は危険に身をさらす前に、起業家になるということを十分に研究したいのだろう。
この調査は、技術系起業家の約45%が、自分の教育を受けた州で起業していることも明らかにした。
また、高等教育の学位を取得するため大学を選ぶ際に考慮すべき点が明らかにされている。2005年創立の新興企業を見ると、平均売上高は570万ドル、従業員数は平均42人となっている。しかし、一流大学の上級学位を持つ技術系起業家が創立した企業の場合は、平均売上高が670万ドル、従業員数は平均55人だった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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