GoogleによるMicrosoftの王座追い落としは、少なくとも世界に向けたブランド力という1点については固まったようだ。
社名が検索を意味する動詞にまでなっているGoogleは、グローバルブランドのトップ100リスト(PDF)で1位の座を3年連続で獲得した。これによるとGoogleのブランド価値は2007年のランキングから30%増加して、860億ドルを突破している。
マーケットリサーチ会社のMillward Brown Optimorによるこのランキングは、財務データに加え世界中の消費者100万人以上を対象としたインタビューが基になっている。Millward Brown Optimorの最高経営責任者(CEO)Joanna Seddon氏は発表の中で、今回の結果は「不況中も引き続き、強力なブランドが市場シェアと株価で弱小ブランドを凌いでいる」ことを示していると述べている。
順位 | ブランド | 価値(10億ドル) |
---|---|---|
1 | 86.1 | |
2 | GE | 71.4 |
3 | Microsoft | 70.9 |
4 | Coca-Cola | 58.2 |
5 | China Mobile | 57.2 |
6 | IBM | 55.3 |
7 | Apple | 55.2 |
8 | McDonald's | 49.5 |
9 | Nokia | 44.0 |
10 | Marlboro | 37.3 |
ちなみに、Microsoftはまたしても3位で、ブランド価値は約709億ドルだった(2位も前回と同じGeneral Electricで、ブランド価値は約714億ドル)。
AppleとNokiaはじわりと上昇しており、2007年はそれぞれ16位と12位だったのが、今回トップ10入りを果たしている(その結果Wal-Martとトヨタ自動車がトップ10からはじき出された)。IBMと中国移動(チャイナモバイル)も連続でトップ10入りしている。
100位までに入ったブランドのうち28はテクノロジ関連で、Hewlett-Packard(HP)、Cisco Systems、Oracle、Intel、Dell、BlackBerry(BlackBerryブランドを所有するResearch in Motion(RIM)はランク外)などがランクインしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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