シックス・アパートは4月17日、ビジネスブログの利用動向を把握することを目的として実施した「消費者から見たビジネスブログ・サーベイ2008」の調査結果を発表した。2006年9月の調査に続き、今回が2回目となる。
調査によれば、ビジネスブログを運営する企業に対するイメージは、「親しみやすい」が51%と最も多く、次いで「オープン」が44.8%、「情報発信に積極的」が39.7%という結果となった。
ビジネスブログに期待する情報については、「製品やサービスの詳細な情報」が60.3%と圧倒的に多く、次いで「新製品やサービスの発表」が42.6%、「通常のメディアでは知りえない舞台裏情報」が41.9%だった。
これらの結果は2006年の調査結果とほぼ同様な傾向になっているが、一方で、ビジネスブログを「見たことはない」人は、2006年調査の26.1%から19%へと減少した。
また、ビジネスブログを読む理由としては、「訪問したサイトがたまたまブログだった」が23.7%、「普通に検索したら行き着いた」が19.5%で上位を占めており、「インターネットにおけるビジネスブログの存在感と、検索エンジンとの親和性の高さが証明される結果となった」(シックス・アパート)としている。
ビジネスブログに関する意見と要望については、「もっと読みたい情報を発信してほしい」が77.4%、「もっと消費者の声を聞いてほしい」が76.5%、「もっと企業にはオープンな姿勢を見せてほしい」が73.5%、「もっと消費者が意見を言えるような取り組みを見せてほしい」が72.6%だった。
この結果から、ユーザーが企業の発信するコンテンツに求めるのは、ブログならではの中身の深さや独自性であり、特に「付加価値の高いコンテンツ」と「オープンな姿勢」に期待していることが明らかになったとしている。
調査は、2月27日から28日にかけて、全国の20歳以上のインターネットユーザーを対象に、インターネットリサーチによって実施された。有効回答数は310名で、内訳は、ブログ開設者155名、ブログ未開設者155名となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス