職場のネットワークパスワードをまったくの他人に教えるとすれば、どのような状況だろうか?Infosecurity Europeの研究者によると、ロンドンでは、チョコレートと引き換えにパスワードを引き渡す人は男性よりも女性のほうが多かったという。
この調査は、ロンドンのリヴァプールストリート駅で行われたもので、会社員576人を対象に実施した。よい知らせとしては、パスワードを教えるとした人は21%だったということだ。女性の45%がイエスと答えたのに対し、男性は10%だった。2007年には、調査対象の64%の人が、チョコレートと引き換えにパスワードを教えると回答した。
しかし、調査を行った研究者が、調査に参加することを確認するために生年月日を聞いたところ、要求に応じたのは61%だった。Infosecurity EuropeのイベントディレクターであるClaire Sellick氏は、「研究者らはまた、パリ旅行が当たる懸賞に参加するためと言って、名前と電話番号も要求した。これに応じて連絡先を教えてくれたのは、男性は60%、女性は62%だった」と述べている。
回答者の半分以上が、複数のアカウントで同じパスワードを利用しているという。職場で利用するパスワードの数が「1つ」と回答した人は31%で、「2つ」も31%、「3つ」は16%だった。パスワードを「めったに変更しない、あるいは変更したことがない」と回答した人は43%だった。同僚のパスワードを知っていると回答した人も半分いた。そして、IT部門担当と名乗る人から電話でパスワードを求められた際、58%の人が教えるだろうと回答した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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